2016年12月6日~8日
Procédé Chénel
本社ショールーム
ヴァンヴ(フランス)
本作は、フランスの紙メーカー Procédés Chénel 創業120周年を記念して制作された、インスタレーション作品である。
アーティストに全面的な自由が委ねられる carte blanche のもと、エマニュエル・ムホーは「重ね(kasane)」をコンセプトに、空間全体を構成した。
120周年という節目にちなみ、Procédés Chénel の紙を用いた120枚の巨大な三角形の紙が、奥行き約43メートルにおよぶ本社兼ショールーム空間に連続的に重ねられている。
本作では75色が重ねられ、色と奥行きの関係性を揺らがせながら、鑑賞者の移動に応じて立ち上がる、リズミカルなレイヤーの連なりを生み出している。
空間内には、さまざまな紙のアーティストによるオブジェ作品が点在し、ムホーはそれらの配置や動線を含めた全体のレイアウト構成も手がけた。
巨大なスケールをもつ建築の中で、紙という軽やかな素材が重なり合い、身体感覚と視覚体験を包み込むインスタレーションとして展開されている。